大正7年2月、創業者、山本仁四右ェ門が棟梁として建築設計施工一式の専門請負を創業開始する。札幌圏を中心に農場邸宅、生産施設、旅館等の設計施工を請負う。また各諸官庁の建築工事一式を施工する。創業者の建築の特徴として
・一階に地元野幌煉瓦壁積、木骨軸組工法と伝統和風の屋根廻りの外観。
・南入りテラゾー蓄熱土間床玄関、鉋等のおが屑又は羊毛による建築断熱化。
・居間、食堂間の界壁、煉瓦ペチカ壁による廃材落木利用蓄熱暖房、余熱利用温水給湯。
・居間外部壁の温室蓄熱土間付きサンルーム等。
明治以降日本で主流になった近代擬洋風様式の中にあって、これからの環境時代の建築のあり方さえも示唆する、その当時の北海道としては先進的な取組みに特徴がある設計施工であった。
(研究調査で取り上げられることもあるなど、今でも数十年の時を越えて遺構が少なく残っている。)
昭和35年04月 |
創業者山本仁四右ェ門により、山本謙治が山本建業として法人設立。 |
昭和38年02月 |
地元、札幌厚別町旭町432番地(旧住所)の現在地に社屋を新築。丸謙山本建業株式会社とし、資本金100万円とする。 |
昭和39年04月 |
札幌市厚別町東町3区1,818平方メートルの土地に資材庫を設置する。 |
昭和40年01月 |
資本金150万円に増資。 |
昭和42年01月 |
資本金250万円に増資。 |
昭和43年01月 |
資本金400万円に増資。 |
昭和46年01月 |
資本金800万円に増資。 |
昭和46年04月 |
土木部門、一級建築士設計事務所開設。 |
昭和46年12月 |
資本金1,200万円に増資。 |
昭和47年11月 |
札幌市厚別町下野幌に社有地7,410.9平方メートルを確保。 |
昭和51年05月 |
札幌市厚別町上野幌に上野幌工作センター設置。3,432.0平方メートルを確保。 |
昭和51年11月 |
資本金3,050万円に増資。 |
昭和57年04月 |
本社新社屋完成。重量鉄骨造3階建て、90年代のネオモダンを先取りしたスレンダーなコルテン綱サッシュのガラスカーテンウォール外観は、20年経た今もモダンな様式美として健在。 |
昭和62年01月 |
山謙工業株式会社と社名変更。 |
平成07年04月 |
資本金5,000万円に増資。 |
平成10年02月 |
創業80周年。ISO9000シリーズ推進開始。 |
平成11年03月 |
資本金8,000万円に増資。 |
平成13年03月 |
国際品質保証規格ISO9001建築土木取得。 |
平成13年04月 |
代表取締役に山本 謙一が就任。 |
平成24年07月 |
山謙建設株式会社と社名変更。資本金1億2,500万円に増資。 |
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現在に至る。 |
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